嶌田 智 (しまだ さとし)
多様性生物学、海洋植物学、適応分子進化学

我々の生育するこの地球上には、様々な生物が生育しています。我々を含めた哺乳類、花を咲かせる被子植物だけでなく、原始的なバクテリアや藻類など予測ですが約1千万種とも1億種類ともいわれる生物がこの地球上に生育しています。まさに、地球は生物多様性の宝庫です。これら多種多様な生物が太古の昔から地球環境を変化させ、また変化した地球環境に影響されながら、生きてきました。
 現在の所、150万種類が認知されているにすぎない生物で、この地球上にはまだ見ぬ生物種のほうが多いのです。いったいどんな生物種がいるのでしょうか?そもそも、それら多様な生物種はどのようにして多様化・進化してきたのでしょうか? 海洋植物は、普段の生活では馴染みがなく、近年でも新属が見つかるなど陸上植物に比べて生物多様性の理解がまだまだ進んでいない生物群で、多様性生物学にとって宝の山なんです。綺麗な種も多いことも魅了的です。
まずは、フィールドでの調査、ラボでの培養実験、分子系統解析などで生物多様性の実体を把握して、興味深い進化の実例を探します。たとえば、熱帯沿岸性の種から「淡水に環境適応して種分化した種をみつけた」、とか、光がごくわずかした届かない深所に適応して種分化したことが推察できた、といった面白そうな進化の事例が発見できた場合は、じゃあ、その生物多様性を生み出した第一歩である環境適応はどうやって得られたのか?環境適応進化の際に、ゲノムには何が起こったのか?といういうことをさらにつっこんで、研究をしています。


研究紹介


研究室のページ



戻る